第3285日【 債権者さんとの調整 】
みなさんこんばんは!
今日は不動産の任意売却の関係で、債権者さんとの調整です。
とある司法書士さんからのご紹介で、ご依頼者様が任意売却をご希望しています。
ただ、残債の額や、不動産の現状を考えると、残念ながら到底全額弁済は難しい。
と、なると。
売却できたとしても、債権が残ってしまいます。
ということは、債権者様としては、売却に同意するということは、
・ある程度、回収の見込みが立つということ
というメリットはありながらも。
・(残債が残った場合)無担保債権となる
・売却価格が妥当な価格なのかが不透明である
・手続きが煩雑
というデメリットもあります。
そこで、いろいろな調整と打診が必要になるわけです。
というわけで、今日は2番抵当権者の「農業信用基金協会」さんにお邪魔してきました。

ご担当者さんとは、
・残債
・連帯保証の有無
・今までの経緯
・売却金額の目処
・今後の見通し
などなど、いろいろなことをお話しさせていただいてきました。
正直、現在の残債を伺うと、売却を行なっても
「到底弁済には足りない」
というのが正直なところ。
そして、売却をしてもしなくても、連帯保証の関係で、この残債からは逃げられません。
とすると、任意売却をすることで返済にまわせる売買代金は、言い方は悪いですが、
「焼け石に水」
のような状況と言っても間違いではなさそうです。
では、そこに任意売却をするメリットがあるのか。
・多少なりとも返済に回るため、数百万単位の元金は減少させることができる
というのが考えられるものですが、それ以外に、
・精一杯の対応をさせていただいた
という、精神的なものが挙げられます。
債権者さんだってもちろん、人です。
一括で返済できるなら別ですが、そうでないならば話し合いになりますよね。
その「話し合い」の場で、どう影響するか、ということなんです。
・「精一杯のことをしてくれた方」と見られるか。
・「放置された方」と見られるか。
かなり大雑把にいうと、こういうところの分かれ目。
放置したところで、結局は抵当権が実行されて競売で売却されてしまうという未来が待っています。
そうなると、残債権は結局分割で支払っていくことになります(破産をすれば別ですが)。
その時の交渉で債権者様の態度がかなり変わってくる、という意味合いですね。
今回の任意売却も、うまくいくかどうかももちろんですが、売却が成立した後の処理まで睨んで、うまく行ってくれるように、お客様にはしっかりと説明をして、二人三脚をしていければいいかな、と思います!
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今日は少し早めに帰宅できたので、明るいうちにジョギング。
日が長いですからね。
19時を超えても、ボールパークの芝の上では子供達がまだまだ運動していましたよ。
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先日、ラジオに出演させていただいた時の音声データや、
任意売却の事例などをYoutubeで紹介しています。 よかったら、ぜひ^^
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