第3636日【 株式会社の「増資」ってどうやる?? 】
みなさんこんばんは!
今日は、先日ご用命のあった
「株式会社の増資」
の手続きに関して、必要書類にハンコをいただいて、準備が完了しました。
そこから、司法書士さんと連携して、登記を行うところまで、今日は進んだ感じです。
と。
「増資」
ってなんだ?
って思われる方もいらっしゃるかも。
ちょっとだけお話ししたいと思います。
まず、株式会社には
「資本金」
というのはあるのはご存知でしょうか?
一番最初に株主さん・経営者さんが会社の元手にするために出資したお金。
会社にとっては、
「返済する必要がないお金」
と言ってもいいと思います。
ただ、この資本金を元に商売をしているため、業績によっては現実には減ってしまうこともあるわけです。
減ってしまうと、手元の現金が減ってしまっていることになりますから、商売がしづらくなります。
そうなった時、経営者さんはどう考えるでしょうか?
考えやすいのは、
・銀行さんにお金を借りる
こと。
これはわかりやすいですよね。
ただ、お金を借りると、当然返済が発生しますし、利息も発生します。
じゃ、どうしましょうか。
ということで、次の手。
・新たに出資をしてもらう
これです。
株式会社に良い価値を見出せれば、その会社に出資したいと思われる投資家さんもいらっしゃるかも。
そういう投資家さんに、株式を発行して、その株式を購入してもらえば、
「出資」
したことになり、そのお金が
「資本金」
になります。
この資本金が、今ある資本金に追加されるため、
「増資」
となるわけですね。
考え方としては、かなり大雑把にこんな感じ。
この株式を発行する増資には、以下のような種類があります。
・公募増資(広く、誰でも購入できる格好で株式を発行して売却する)
・第三者割当増資(特定の第三者に対して、株式を発行して売却する)
・株主割当増資(現在の株主に対して、原則、持ち株比率に基づいて新株を取得する権利を割り当てて株式を購入してもらう)
というものがあります。
増資の方法としては、帳簿上、利益準備金を資本金に繰入れるなど、別の方法もありますが、今回は説明を省略します。
では、この株式を発行する増資ですが、そう簡単にやるわけにはいきません。
なぜなら、株式を発行するということは、
「株主さんが増える」
ということ。
ということは、会社の議決権の力関係が変わってきます。
つまり、経営権に影響が大なんですね。
(株主割当増資では原則、この影響はほぼありません)
今、その会社さんの経営権に大きい影響を持っている株主さんからすれば、そんなことを簡単にされてしまって、自分以外の株主が増えてしまうと、自分の会社への影響力が薄まってしまいますよね。
それは面白くない。
というような利害関係もあり、株式を発行する方向での増資には、公開会社(株式の譲渡に制限がない会社)であれば、
「株主総会での特別決議(2/3以上の決議)」
が必要になります。
また、そもそも、どういう株式をどういう条件で売却する(購入者を募集する)のかも決めなければいけないし、購入したいという希望が出た場合に、それを承認したり、適切に株式の代金が支払われたことの証明書を作成したり、やることは山積みなんです。
そして、株式会社にとっては「資本金の額」というのは登記事項です。
つまり、増資を行った場合には、最後に「登記」を行う必要があります。
そう言った段取りを経て、ようやく増資が完了することになるんです。
今回お手伝いさせていただいた法人さんも、増資を行う、すなわちその会社にお金を入れるということに対して、そんなに面倒な手続きが必要だとは思ってもいなかったようで。
お客様の計画に合わせて急いで書類を作成して、今日、早々に手続きを進めてきたというわけです。
株式会社さんのそういう細々とした手続き、知らないことも多いかと思います。
また、なんとかなると甘く見ておられる方も多いのも事実ですが。
後から罰金だのなんだのと余計な手間暇、時間、お金を使うことになってしまう前に、ぜひ、身近な士業者に相談されることをお勧めしますよ!

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