第3391日【 大山鳴動して鼠一匹! 】
みなさんこんばんは!
昨日、ブログで書いた法人の手続き漏れの件の続報です。
昨日のブログを読んでいない方にはチンプンカンプンかもしれませんが^^;
(よかったら、昨日のを読んでみてください →こちらから)
担当の税理士さんに連絡すれども、連絡が取れず。
わからないとなると、いろいろなことを想像してしまうもので。
①以前、新株発行して増資をして居た場合
②決算書が間違って居た場合
おそらくどちらかだろうと。
そして、税理士さんも歴が長く、きちんと資格も持った税理士さんなんだと聞いています(お会いしたことはありませんが)。
もちろん、人間ですからミスというのはあるのでしょうが、それでも、可能性は低いのではないかな、と思い。
①の方だと想定。
だとすると、
やはり何らかの方法・理由で新株を発行して増資(「増資」のために「新株を発行」という方が正しいかもしれません)したものの、その登記が漏れていて、現在に至っている、と現状を捉えるのが無難。
では、「何らかの方法・理由」とは何か。
①法人の運営上、資金が必要になった
②法人代表者から法人への貸付金が大きくなり、決算書上の見栄えが悪いので、返済の代わりに株式という形で受け取っておく(株式の購入費用を借金で相殺するイメージでしょうか)。
ということが即座に考えつきます(もっとあるかもしれませんが)。
①に関しては、わかりやすいですね。
法人にお金が足りなくなったので、社長が会社に対してお金を出すことが多いのですが、それを「貸付」ではなく、「新株の発行」という形で供出するわけですね。
「貸付」にすると、「返済」をしなければいけないですし、帳簿上、借金が多い会社になってしまうわけです。
それを避けるため。
②は、俗にDES(デット・エクイティ・スワップ)と言われます。
・デット=債務
・エクイティ=株式
・スワップ=交換
ということで、債務、すなわち借金を株式と交換して、返済が不要な形に変換していく手法です。
これをすると、帳簿上、借金(有利子負債)がへり、資本が増えるため、座いう体質の改善につながります。
ただ、デメリットとして、株主構成が変更するため、経営に関するパワーバランスが崩れる可能性があります。
その他にもいろいろな影響がありますが、詳細はAIにでも聞いていただいた方が正確かと思います(笑)
もし、「以前の増資」が①であれば、実際に社長の個人資金から入金があるはずなので、その登記をするためには
・入金があったことを証する証明として、入金があった銀行口座の通帳のコピーなどを利用した証明書(払込証明書)
・臨時株主総会議事録
・株主リスト
・入金を資本金に計上した(借入金にして居ないよ)ということの証明書
・募集株式の応募に関する書類
などを作成するわけです。
これが②だった場合。
上記と大まかには一緒ですが、
払込証明書に関して、債権に関する帳簿を作成して、当時、本当に債務があったことを証明します。
また、資本金の計上に関する証明書を作成します。
さぁ、これをどうやって司法書士さんと協力して作り上げようか、というのが悩みの種でした。
なぜなら、帳簿なども税理士さんとまともに連絡が取れない中で揃うのかどうか。
と、思いながらお客様のもとにお邪魔したところ。
担当者様から一言。
「吉村さん、税理士さんとお話ができて、税理士さんが作った決算書が数年間違って居たんだって!吉村さんの指摘が正しかったみたい!」
・・・え?
何だぁ。
大山鳴動して鼠一匹。
まぁ、色々頭の体操になったし、お客様に被害が出る状況じゃなくてよかったと思うべきですね。
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午前中、ご依頼をいただいた相続手続案件で、戸籍の収集です。
職務上請求書を10枚ほど書いたので。
流石に市役所に持ち込んだ方が早いかな、と思い、久々に富山市役所窓口での申請。
待っている間、ロビーで仕事をしていようと思って、事務所から予備のPCを持ち出しましたが。
先日、IT補助金で購入した予備PC。
もちろんありがたいのですが、使いにくいことこの上なし。
やっぱり、いつも持ち歩いてるMacBookが使いやすい^^
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今日のジョギング・ウォーキングです。
比較的乾燥していたのか、星がたくさん見えて気持ちいい夜。
そういえばもう少しで中秋の名月ですか。
晴れるといいなぁ。
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先日、ラジオに出演させていただいた時の音声データや、
任意売却の事例などをYoutubeで紹介しています。 よかったら、ぜひ^^
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