第3258日【 「お役に立てた!」の実感 】

第3258日【 「お役に立てた!」の実感 】

みなさんこんばんは!

今日は朝一番から数件のお客様の対応をさせていただいていましたが、そのうちの一件のお客様のお話。

前回お会いさせていただいた際に、状況の確認をさせて頂いた上で

・必要な書類の一式

・費用の見積もり

・今後必要な手続き

こんなところをお話しさせて頂いていたんですが。

これを踏まえて、ご家族でお話し合いをして頂いていました。

その上での今日。

正式にご依頼をいただきました。

前回の打ち合わせを踏まえているので、今日の段階で戸籍等の必要書類はほぼ完璧に揃っています。

また、今後の手続きの流れや費用面などもご納得いただいているので、スムーズに先に進ませていただくことができたんですね。

その上で、嬉しい報告が二つ。

まず一つは、このお客様、僕のところに初めてご相談にいらした際に、

「株式や銀行の解約は完了しましたので、手続きは大丈夫です」

と、おっしゃっていたんですね。

ただ、

「では、遺産分割協議書はきちんと作成されたんですか?」

と、聞くと、

「作成していません。銀行さんにいただいた書類にハンコを押して解約や名義変更をした感じです」

ああ、なるほど。

「それ、銀行さんや証券会社さんから渡された『相続手続依頼書』にみなさんの実印を押して手続きをしたんじゃないでしょうかね」

「ああ、そうです」

とのこと。

これ、よく誤解されますが、銀行さんや証券会社さんが準備してくれる「相続手続依頼書」というのは、「遺産分割協議書」とは違います。

「遺産分割協議書」というのは、『遺産を相続人のうち、誰が確定的に取得するのかを相続人全員で話し合った結果、決定しました』という意味の、一種の相続人間での契約書に似たようなものです。

この書類にしたがって移転された相続財産は、受け取った方が確定的に取得します。

一方、「相続手続依頼書」というのは、被相続人名義の預金や株式などを預かっている銀行や証券会社さんに対して、『遺産を分割するために、まずは被相続人の口座を解約して手続担当者(相続人代表者・相続手続受任者)の口座に移してください。あなたに迷惑はかけません』という意味のもの。

この書類の記載に従って、被相続人名義の口座から手続担当者の口座に入金をされても、それは「仮に」その口座に入金されたもので、あくまで「預かっている」に過ぎません。

と、いうことは。

このお客様のご相談時の状況は、「あくまで被相続人の口座からご相談者様の口座に移動して預かっている状態」でしかなく、つまりは「相続手続は完了していません」。

しかも、その「相続手続依頼書」は銀行さんに提出してしまったそう。

となると、確かにその時は相続人間で「ご相談者さんがその預金を受け取る」ということを承諾していたとしても。

その話をして合意をしたという証拠はどこにも残っていないわけです。

これを聞いて、みなさんは「それで大丈夫でしょう」と言えますか?

後々、何かトラブルが発生する可能性があると思いませんか?

そこで、今回は不動産の名義変更(相続登記)がありますので、いずれにしても遺産分割協議書は改めて作らざるを得ませんので、その遺産分割協議書に、改めて預金の分け方、株式の分け方などを記載しておきませんか、とお伝えしました。

お客様も、その意見には完全に同意していただきまして。

今回のご相談では、

「吉村さん、親族で話し合ってきました。●●は僕で。◯◯は妹で。◉◉は母で。その他細々としたものは僕が、というふうに決めました」

と、おっしゃっていただきました。

この内容で、遺産分割協議書を記載させていただくことに。

一つ、未来のトラブル(もちろん、そんなものは起きない可能性だって高いのですが)の種を一つ取り除いてあげられたのかな、と思います^^

そしてもう一つ。

前回のご相談では、準確定申告に関して確認をしていたら、

「e-taxで申告はしたんですが、納付書が届かないんですが、大丈夫ですかね。。。」

と、おっしゃっていた方。

「いやいや、準確定申告は普通の確定申告と一緒で、死後4ヶ月以内に『申告・納税』ですし、申告をした後、納付書を送ってくれることはなくて、申告に従って納付を自分で行わないといけないんです。だから、申告・納付の期限(後3日後でした)までに、e-taxの申告内容に従って納付してください!詳細なことは税務署か税理士さんに聞いていただかなければいけないし、これ以上は言えませんが、、、」

と、少なくともすぐに税務署に連絡をして相談してください、とお伝えしておりました。

それを受けて。

「あの後、週が明けてからすぐに税務署に連絡をしたらやっぱり、吉村さんのいうとおりで、税務署に行く時間がないことを伝えたら、すぐに書類を送ってもらえることになりました。あの時に、ご相談していなかったらどうなっていたかと思うとドキドキします」

と、おっしゃっていただけました。

税理士ではないのでそれ以上のお手伝いはできませんが、お役に立てたようで何よりです!

少しですが、お役に立てた実感がありました^^

もちろんこれから手続きの方も本格的にお手伝いしてまいりますよ!

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今日は少し早めに上がって、明るい時間に走ってくることができました^^

玄関前のシンボルツリーのヤマボウシにお花が。

これ、Googleで写真検索をすると「ハナミズキ」と出ます。

まぁ、ミズキ科ミズキ属まで一緒ですけどね。

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先日、ラジオに出演させていただいた時の音声データや、
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この記事を書いた人

吉村 征一郎

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