第3187日【 書類を作成するだけの人ではないんです 】
みなさんこんばんは!
今日は、U市にて、初めましてのお客様とのご相談。
とある保険屋さんから、
「大事なクライアントさんなので、きちんとしてあげたくて。よろしくお願いします」
とのことで、相続の手続きでお困りのお客様をご紹介いただき、お会いしてきました。
事前に保険屋さんから伺っていた通り、かなりいろいろなことを調べておいでのお客様で、
「ともすれば自分で全ての書類の作成もできてしまいそうな」
そんなしっかりとしたお客様。
・戸籍は取ってきてあります
・銀行の手続きは窓口と相談しています
・相続税の控除額は調べてあります
・不動産の名義変更は法務局に行けばいいんですよね?
というような方。
本当に、いろいろなことを調べておいででした。
ただ、致し方ないことではあるのですが、
知識が『点』なんですよね。
つまり、「これは知ってる」「それも知ってる。」「『これ』と『それ』がどう関係があるのかがわかっていない」
という状態。
これは正直仕方のない状態だと思います。
本当にシンプルな相続手続の場合、それでも手続きは完了してしまうことは十分になるのですが。
今回の方は、相続税がかなりの確率で発生してしまう状態。
並びに、株式の相続もあり、手続き的には比較的煩雑。
息子さんたちも遠方にいらっしゃって、協力は得られなさそう。
その辺を鑑みて
「自分だけでは難しいかもしれない」
と、保険屋さんに専門家の紹介をご相談されたそうです。
もう本当に、賢明な方だと思います。
それがわかっただけに、いろいろなお話を全力でさせていただいてきました。
相続税を0にするためには、手っ取り早い方法は「配偶者さんが全てを相続すること」ですが、それでも、相続税の申告は必要であること。
ただ、2次相続を考えると、今回は若干の相続税を払ってでも、不動産なりなんなり、相続財産の一部をお子さんたちに配分をしておくことも良手です。
さらに、不動産(特に今のご実家)に関しては、お子さんたちのどなたかが今のうちに引き継いでしまっていた方が、若干の相続税を負担してでも、後々は特になることもあるでしょう。
そんなお話をいろいろなパターンを想定してお話をさせていただきました。
肝は、
「どれかが正解で、どれかが間違い」
というわけではなくて、相続人間でお話し合いをして、いろんなケースがあることを踏まえて、
「うちはこれがいいね」
と、合点承知しておくこと。
そして、その方向性がずれたとしても、
「まぁ、仕方がないよね。あの時、みんなであの話をしたからこういう結論にしたんだもんね」
と言える状況を作っておくこと。
それ以外は、誤差であり、その収集は「お金で解決できること」になります。
一番悪いのは、喧嘩をしてしまうこと。
専門家であったって、困ってしまう状況なのに、こういう状況に慣れていない方であれば尚更です。
今日は、今回の状況を伺った上で、
「きちんと相続人の皆さんで話し合っておいてくださいね。そこには、僕に手続きを依頼するかどうかも含めて。」
と、お願いしておきました。
その意味合いとしては、
いろいろなことでつまづくことやわからないことが山ほど出てくると思いますが、その際に、気軽に、いつでも何度でも、相談できる専門家を雇った、と思っていただければいいかと思いますよ。
ということも含めてご理解くださいね、とお話ししました。
書類を作るだけであれば、PCを上手に使える方であればできちゃいますからね。
そうなない、細かいところもフォローさせていただきますよ、という意味も込めて。

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