第3134日【 銀行さん、伝わってませんよ!!! 】
みなさんこんばんは!
先日、とある税理士さんからご紹介をいただいたお客様に、今日お会いして簡単に打ち合わせをして来ました。
ご紹介を受けた業務は、
「賃貸借契約書の作成」
だったんですね。
とある個人事業主様が今般、法人化されたんですが、そもそも個人で所有していた不動産や償却資産を法人に貸し付ける格好にして経理処理をしたい。
そのための賃貸借契約書を作成してほしい、と、そういうわけでした。
そのために、今日は簡単に打ち合わせをしに行って来たんです。
お客様とのお話の中で、気になる一言が。
「銀行さんから、その契約書の中に【返済を法人から直接銀行に支払えるように】条文を入れてもらってくれと言われました」
とのこと。
んんん???
あくまで賃貸借契約は個人と法人の間のもの。
その賃料を「返済」と呼び、しかもそれを法人が肩代わりできるように、との指示??
これはなんだかお金の流れがおかしなことになって来ますよ。
そこで一つご質問。
『もしかして、銀行さんから、「株主総会議事録」っていう書類を作ってほしいと言われていませんか??』
と聞いてみると、
「そうなんです!議事録見たいのを作ってくれと言われました。」
やっぱり。
『今回、不動産や償却資産の賃貸借契約書を作ることももちろん必要ですが、銀行さん的にはもっと大事なことを言っていましてね。今、個人さんで銀行さんに借入をしているお金がありますよね。その借主を【個人】から【法人】に変更して欲しいっていうことだと思います。』
「え?そうなんですか?」
『だから、株主総会議事録というのは、【個人の借入を会社の借入として肩代わりします】っていう議決をしておいてください、ということ。そしてさらに、土地と建物に設定されている抵当権の債務者を変更する準備をしておいてください、ということを言われていたんだと思います』
そういう意味で言えば、銀行さんがお客様にお渡ししていた「必要書類のリスト」に書かれているものや、お客様が銀行さんに言われていたことをメモしていたものが一致してきます。
お客様とお話をした後、
『これは伝わっていないな』
と感じたため、お客様に
『僕の方で銀行の担当者さんに一度確認の打ち合わせをさせていただいて来て良いですか?』
と確認して、その足で銀行さんへ。
銀行担当者様との打ち合わせの結果。
やっぱり想定をした通りでした。
銀行さん、、、お客様に大事なことが全然伝わっていませんよ。
一応その場で、賃貸借契約の今後の動き、そして個人の借入を法人の借入に移す動き(免責的債務引受と言います)の今後の動きなどを整理して来ました。
とりあえず、早々に賃貸借契約書の作成と、株主総会議事録の作成、司法書士さんの段取りに着手します!!
*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*
ニュースを見ていると、関東の方はえらく乾燥しているようですね。
こちらはほぼ毎日のように雨が降っています。
おかげで今日の満月も見えず。
もうすでに昨日の青空が懐かしくなって来ています^^;
*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*
株式会社不動産のStepup、行政書士・相続診断士事務所StepupnのHPは↓へ
*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*
先日、ラジオに出演させていただいた時の音声データや、
任意売却の事例などをYoutubeで紹介しています。 よかったら、ぜひ^^
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
~不動産売買から農地転用・許認可まで~
株式会社不動産のStepup
行政書士・相続診断士事務所Stepup
TEL:076-482-5489