第3107日【 これはなかなか複雑になりそうですね 】
みなさんこんばんは!
今日は、先日ご相談をいただいていました、終活に関しての打ち合わせ。
前回の打ち合わせでは、
・自分の名義になっている不動産がどれだけあるかわからない
・だいぶ前に亡くなったご主人の名義のままになっている不動産が残っているかも
この2点が気掛かりになっているようでした。
そこで、まずはその調査をしてきますね、ということで委任状をいただいて調査をしていました。
今日は、その調査が完了したのでご報告と今後の方針の打ち合わせでお邪魔しました。
そこで分かったこと。
・次男さんのご自宅の土地建物に、依頼者さんご主人の名義が入っていること
→次男さんが家を建てた際に、お金を出されたんでしょうね。ただ、なんでここの相続手続がされてないんでしょうか。。。
・田んぼを一つ持っておられますが、そこに半分、長男さんの奥さんとお子さんの名義が入っています
→最初はご主人と依頼者さんの名義だったものが、ご主人が亡くなられてご長男さんに相続され、ご長男さんが亡くなられて奥さんとお子さんが相続した、ということですね。
・松任に土地を持っているはずだ、と仰っていましたが、公課証明書を取得してみたら、むしろ無資産証明書が出ましたので、その土地は「ない」と思います。
これで色々わかることが出てきました。
・ご主人が亡くなった際には、相続手続きを一応は行なっていたが、その手続きに「抜け」がある
・ご長男さんが亡くなった際の相続手続は行われていそう
・次男さんが亡くなった際の相続手続は放置されていそう
ということで、ある程度の合意は「その当時」は形成されていたのではないかと思うけれど、その当の本人たちは鬼籍に入ってしまっている。
この相続関係は結構複雑。
・ご主人の相続人は、亡くなった息子さんたちの奥様とお孫さん
・ご依頼者さんが亡くなった際の推定相続人はお孫さん(息子さんの奥さんは入らない)
この関係は結構ごちゃごちゃ。
残された不動産の価値などもありますが、一部だけ相続手続きが完了してしまっているのも相待って、非常に複雑になってしまっています。
なぜ、ご主人の相続手続きをされた時に担当した専門家は、ちゃんと名寄せを調査してきちんと手続きを完了させてくれていなかったのか。。。
これが完了してくれていただけでもかなり話は単純化できたと思うんです。
この罪は重い。
とは言いながら、その際に誰か専門家が関与したのかどうかもわからないので、僕の振り上げた拳は空を切ります。。。
とりあえず、今日お伝えできることはこういう「ファクト(事実)」を伝えること、そして、今後取るべき手続き、そして必要なハンコが誰のものなのかをお伝えして、皆さんで協議をしてもらうこと。
今日はご依頼者さまに意図を理解していただいて。
あとはお正月に皆さんで話をしていただいて、
『やるべきことは今のうちにやっておきましょう。お金がかかっても。』
ということを確認しておきました。
ご依頼者さんも全く同意。
できるだけの遺産分割協議と、自分が亡くなった時の遺言書の作成。
これを「やる方向」で。
ただ、ベクトルは決まったとして、その詳細はきちんと皆さんでお話ししてくださいね、とお伝えしてきました。
これはなかなか複雑だし、全部綺麗にしておこうと思うと、前に積み残した手続きを今やる必要があるという意味でお金はそれなりにかかりますが。
やっておいた方がいいよね、と。
僕が関与させていただくことで、このご家庭の
「さらなるトラブル」
の予防に一役買えたならば幸いです!!
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帰ってきて事務所で。
年明けにご依頼いただいている講義の講義資料を今のうちに作成しておかないと、と思い、パソコンに張り付いていました。
1時間半のお話をご依頼いただいているので、どの程度まで詰め込んでいいか。
それが問題。
詰め込み始めると詰め込み過ぎてしまうのが僕のサガ。
そして、当日、聞いてくださる方々の顔を見ながら話を変えてしまうのも僕の性質。
いつも思うことではありますが、
少しでも、一つでも、
「ああ、そうなんだ、ってことは、明日からこうしてみよう」
って思ってもらえればいいな、と思いながら。
そういう意味で、僕もお話をさせていただく日程を楽しみにしています!
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先日、ラジオに出演させていただいた時の音声データや、
任意売却の事例などをYoutubeで紹介しています。 よかったら、ぜひ^^
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