第3017日【 そこをどうお話をするか、が問題かな。 】

第3017日【 そこをどうお話をするか、が問題かな。 】

みなさんこんばんは!

今日は、SNSを見ていてちょっと思ったこと。

自分なりの意見なので、「なんだかなぁ」と思われる方はそれでいいですからね。

今日見た写真がこちら。

どこかの企業の採用試験の問題だそうです。

皆さん、解けますか?

解答は僕も知りませんが。

これのリプライが大まかに次の3種類でした。

・(6×10)/2=30じゃないの?

・10の線から垂線をおろした角が直角だということは、その角は10の線が直径になる円の円周上にある。ということは、直径である10の線から下ろした垂線が半径の5を超える可能性はなく、すなわち、この三角形は存在しない。

・その他(茶化し、ネタ、失笑など)

今回の命題は、「この三角形の面積は?」という問い。

これを仕事だとすると、

「お客様が少し間違った解釈を根拠に、あなたにオーダーをしてきました。これにどう対処しますか?」

という問いに近いかなと思います。

もっと簡単にいうと

「あなたならどうする?」

と問われているということ。

「こんなの、存在するはずのない三角形なんだから、解答なし!」

と言って仕舞えば楽なんです。

間違ってもいません。

だけど、全く問題は解決していません。

かといって、間違った解答を出すわけにはいきませんので、さぁ、どうするか。

問題は、質問者が回答者に対してどういう能力を見たいと思っているか。

・「三角形の面積を求める公式」をきちんと知っているかを問うている

 →本来はこの三角形は実在しないことを明示した上で、あえて(10×6)÷2を計算して30と答える。

・「写真のような10の線を底辺として直角三角形ができる場合は、直角の角は10の線を直径とした円周上に存在する」ということを知っているかを問うていると思われる場合は、左記のような事実を鑑みると、この三角形は存在せず、面積は計算不能と記載する。

・むしろ数学の問題としてではなく、「こういう不可能命題に対してどのように対応するか」を問うている場合は、例えば、この問題は2次元上のものではなく、3時現場のものだと勝手に仮定して、問題解決を図ったり、ユーモアを交えて斜め上の解答を作り出したり。

問題を出すからには、その解答で何かを見たいと思っているわけです。

これ、仕事にも通ずる部分がたくさんあるな、と思いながらこの三角形を眺めてしまいました。

もし、あなたがお客様から「不可能命題」を「なんとかして」と依頼されたら?

「ならぬものはならぬ」

「この部分を少し譲ってもらったらなんとか日の目をみるかも?」

「いやいや、無理無理」

「とりあえず、頑張っては見ますが・・・」

どういう反応になりそうですか?

もしかしたら、その辺りを見ているのかもしれませんよ?

だとしれば、「この三角形は存在しない」なんて問題を作成しているときから百も承知。

その相手に、「その三角形は存在しない」という解答をしても、

「だからどうすればいいか、そこを聞きたいんじゃ!」

って言われるだけですね。

皆さんのこの三角形の面積はどうなったでしょうか?

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今日はこれで一杯。

彗の純米吟醸。

まだまだ若い!

封は開けたので、明日には少しまろやかになっているかな?

と言いつつ、酸味も少しあって、食中酒としてはすこぶる美味しいお酒でした^^

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今日の日課。

今日も綺麗なお月さんとともに。

雲は多め。

湿度は高め。

明日以降も雨には要注意ですね。

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この記事を書いた人

吉村 征一郎

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